- 採用SNSが流行っているらしいから作成することになった
- ショート動画を撮影して編集しようと思ってるけどノウハウがない
- Capcutで作ってみたけどなんかダサい気がする
近年急速に注目を集めている採用SNS、その中でも拡散力が高いと言われているのがショート動画です。
ショート動画はYouTubeショート/TikTok/Instagramなど複数のSNSに投稿できるため、費用対効果も高いことから取り組む企業が増えてきています。
しかしショート動画というのは、全くの動画編集素人が作ってしまうと「全然見られない、、」となりがち。
しかもプロが作ってもショート動画は長尺動画とは異なるノウハウのため、うまくいかないこともあります。
そこで今回は、中小企業の採用に特化したSNS運用代行事業を行っている私が、採用ショート動画の編集について徹底解説します。
編集のコツだけでなく、オススメの編集アプリから外注する場合の料金感についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:採用ショート動画とは?投稿例から作り方まで徹底解説

玉垣 侑也
楽天グループ株式会社を退職後、採用特化のSNS運用代行会社である株式会社kanaLを設立。中小企業の採用SNSの支援を行っている。
そもそもショート動画とは?普通の長尺動画との違い
ショート動画とは、縦型の短い動画のことで、多くの場合は3分以内の動画になります。
それに対して長尺動画は、横長の動画で多くの場合は3分以上の動画のことを指します。
目的 | 視聴場所 | 視聴態度 | 構成 | 拡散性 | 制作コスト | |
---|---|---|---|---|---|---|
ショート動画 | 興味付け・拡散 | SNS | 軽い気持ちで見る | テンポの良さ重視 | 非常に高い | 低い(1本3万~) |
長尺動画 | 詳細理解 | 会社HP | しっかりと見る | ストーリー性重視 | 低い | 高い(1本50万~) |
YouTubeショートや、Instagram、TikTokなど数多くのSNSでショート動画機能があります。
短い動画で気軽に見れることから、再生回数が伸びやすく、新規の認知獲得に有効な施策になります。
関連記事①:採用ショート動画とは?投稿例から作り方まで徹底解説
関連記事②:SNS採用とは?成功事例やメリットデメリットを徹底解説
採用のショート動画を編集する際に意識するべき5つのコツ
ショート動画の編集は、長尺動画とはかなり異なります。
ショート動画は隙間時間でサクッとみる、長尺動画は調べものとしてしっかり見る傾向にあるからです。
ショート動画の編集の際に意識するべきポイントを5つにまとめました。
すべて先にあげてしまうと以下の5つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 初めの3秒のインパクトを重視する
- 間をカットするジェットカットを意識する
- ズームやアニメーションを使って飽きさせない動画にする
- 基本はフルテロップで音声無しでも内容が分かるようにする
- 伝えたいイメージに合わせて編集を変える
①初めの3秒のインパクトを重視する
まず1つ目は、初めの3秒のインパクトを重視するということです。
ショート動画は初めの3秒で微妙だな思われるとすぐ飛ばされてしまいます。
この初めの3秒のテクニックはかなりたくさんあるのですが、一部を上げてみると以下の通り。
- 動画のダイジェストを3秒〜5秒見せる
- ネガティブ訴求(これやるとヤバイ等)
- クイズ形式で問いかけてみる
- テロップを縦で書いてみる
テクニックは無限にあるのと、トレンドによっても変わってくるため、日々のショート動画リサーチが重要です。
②間をカットするジェットカットを意識する
2つ目は、間をカットするジェットカットを意識することです。
ショート動画は多くの場合、縦に1回スワップをするだけで次の動画を見ることが出来ます。
そのため、一瞬でもストレスを感じるとすぐに次の動画に行ってしまいます。
例えば、「え~」というフィラーワードが残っていたり、会話の間が空きすぎていたりすると、すぐに次の動画に行きます。
だからこそ必ず編集は必要で、会話の間を極端に詰めた動画になるというわけです。
③ズームやアニメーションを使って飽きさせない動画にする
3つ目は、ズームやアニメーションを使って飽きさせない動画にするという点です。
ショート動画では、画面の変化がないとすぐに飽きられて飛ばされてしまいます。
なので同じ画角でも、ズームやアニメーション、他にはフリー素材を挟むなどして飽きさせない工夫が必要です。
かなりショート動画の編集は繊細なので、「飽きないためには」を追求する必要があります。
④基本はフルテロップで音声無しでも内容が分かるようにする
4つ目は、基本はフルテロップで音声無しでも内容が分かるようにするということです。
TV番組は大事な部分しかテロップがありませんが、ショート動画は一言一句テロップを動画に入れてください。
これはショート動画が隙間時間で視聴されるという特性があるためです。
例えば電車の乗車中や移動時間にサッと動画を見るため、音声無しでも理解できる動画が好まれます。
かなり手間ではあるのですが、ショート動画はフルテロップが基本ということは覚えておいてください。
⑤伝えたいイメージに合わせて編集を変える
最後に大事なのは伝えたいイメージに合わせて編集を変えるということです。
テロップだけでも受ける印象は大きく異なります。
例えば筆文字のテロップならプロフェッショナルなイメージを持ちますよね。
ゴシック体だと少し親しみやすい印象を受けるかもしれません。
そのため、編集前段階での「誰に」「何を」伝えたいのかという戦略設計が非常に重要です。
採用SNSは戦略が8割と言っても過言ではないので、まだしっかり検討できていない人は検討する機会を設けてください。
関連記事:採用SNS運用の始め方を6STEPで解説~戦略立案から実行まで~
採用ショート動画の編集にオススメのアプリ3選
まずはお金をかけずに、自社で出来る限り綺麗に編集したいという方もいると思います。
そこで初めてでも使いやすいオススメのショート動画編集アプリを3つ紹介します。
先にすべて上げてしまうと以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- CapCut(PCでも使いやすいオススメアプリ)
- Edits(Instagram公式の動画編集アプリ)
- Premiere Pro(本格的にこだわるならこれ)
①CapCut(PCでも使いやすいオススメアプリ)
まず1つ目はCapCutです。TikTokを運営しているバイトダンス社がリリースしている編集アプリ。
テロップ入れやアニメーション追加がやりやすく、初めて使う編集アプリとしてオススメ。
無料でも一応使えますが最後にCapCutの透かし(ウォーターマーク)が入ってしまうため有料版は必須です。
月額1,080円のサブスクにはなりますが、必要経費として使えるのであれば最もオススメのアプリです。
PC版URL:Capcut公式HP
②Edits(Instagram公式の動画編集アプリ)
次に紹介するのがEditsです。こちらは2025年3月にInstagramを運営するMeta社からリリースされた、動画編集アプリです。
完全無料で使えて透かし(ウォーターマーク)なしなので、予算が全く取れないという場合はEditsの利用を検討してみてもいいでしょう。
ただ、リリースされてあまり日が経っていないこともあり、かなり使いづらく低品質な動画が出来やすいです。
2025年6月現在PC版もリリースされていないので、基本的にCapcutの利用をオススメしております。
③Premiere Pro(本格的にこだわるならこれ)
3つ目はPremiere Proです。弊社でも利用しているプロ仕様の動画編集ソフト。
音質を高めたり、クオリティの高い動画編集をすることが出来ます。
ただ、もちろん操作性はかなり難しく、学習時間に150時間前後かかると思っておいてください。
長期にわたって採用SNS運用を行うのであれば、Premiere Proも検討に入ってくると思います。
ただ、月額3,280 円にもなるので、少し高めの料金にもなります。
公式HPURL:Adobe Premiere Pro
採用ショート動画の編集を外注する場合の料金相場
ショート動画はプロに任せた方がいいな。という判断もあると思います。
ただ、その場合に問題になるのは予算関係ですよね。やはりどのくらいの料金で依頼できるのかというのは非常に重要です。
そこで編集のみ依頼する場合/撮影まで任せる場合/すべて運用を任せる場合に分けて料金相場を解説します。
先にすべて紹介してしまうと以下の通りです。それぞれ詳しく解説していきます。
- 編集のみを依頼する場合:1本3,000円~
- 撮影まで任せる場合は1本5,000円~+撮影費3万円
- 企画から撮影・編集まですべて任せる場合は1本3万円~
①編集のみを依頼する場合:1本3,000円~
まず編集のみを依頼する場合は、1本3,000円~で依頼可能。
ただ、この料金帯に関しては、クラウドワークス等でフリーランスの個人に依頼する場合の料金です。
弊社では編集のみの依頼を受けていないのと、通常法人では1本1万円以上の編集料金がかかってきます。
SNS投稿用の編集のみであれば、フリーランスでも十分な質の動画に仕上げてくれます。
②撮影まで任せる場合は1本5,000円~+撮影費3万円
次に撮影まで任せる場合は、1本5,000円~と撮影費3万円(+交通費)がかかります。
というのも撮影までできる動画編集者というのが、数が少ないためです。
ただ、撮影にも技術がいるので、まず初めは撮影も外注してみるというのもありですね。
関連記事:採用SNSのショート動画撮影での注意点と必要機材について徹底解説
③企画から撮影・編集まですべて任せる場合は1本3万円~
企画から撮影・編集まですべて任せる場合は、1本3万円~という場合が多いです。
弊社が依頼を受ける場合は、SNS運用代行という形で、根本の採用SNS戦略の立案から承っております。
関連記事:採用SNS運用の始め方を6STEPで解説~戦略立案から実行まで~
自社にSNSに詳しい方がいないという場合は、採用に特化したSNS運用代行に依頼することをオススメします。
採用特化のSNS運用代行なら株式会社kanaLにご相談ください
- 自社だったらどういった運用が出来るの?
- 最近始めてみたんだけどあんまりうまくいっていない
- そもそも自社はSNS採用をやるべきなの?
- 他の会社に依頼しているけどセカンドオピニオンをしてほしい
SNS採用についての悩み/課題があるのであれば、まずは弊社にご相談下さい。1時間ほど無料相談が可能です。
弊社オリジナルの1万以上の採用SNS動画のデータベースをもとに、貴社の悩みや課題を解決させていただきます。
無料相談の予約をしてくださった方には、以下の3つの特典を差し上げます。
- 採用SNSオススメの企画50選
- 採用SNS運用開始前の初期設計シート
- 貴社にオススメのSNS企画
ぜひ1度弊社にご相談ください。
まとめ
採用のSNSで使えるショート動画は、長尺動画と全く異なった編集技術が必要です。
だからこそ、ショート動画に特化した外注先を探すことが重要。
弊社では、TikTok/Instagramの戦略立案から企画・撮影・編集・投稿まですべて一気通貫の支援を行っております。
社内にSNSに詳しい人間がいない。もしくは社内の人間が別業務で忙しくSNSにかける時間がない。
という場合は一度弊社にご相談いただければと思います。