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TikTokで新卒を採用できる?成功事例や注意点も解説

最近他社が採用でTikTokを活用し始めた。自社もTikTokをしないと後れを取るんじゃないか。

そう考えている採用担当者の方は増えていますよね。

ただ、TikTok採用って新卒採用にも使えるの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は採用特化のTikTok運用代行をしている私が、TikTokの新卒採用での活用法について解説していきます。

この記事を見れば、成功事例だけでなく注意するべきポイントまで解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:TikTok採用とは?成功事例やメリットデメリットを徹底解説

この記事を書いた人

玉垣 侑也

株式会社kanaL 代表取締役

楽天グループ株式会社を退職後、採用特化のSNS運用代行会社である株式会社kanaLを設立。中小企業の採用SNSの支援を行っている。

玉垣侑也の詳細情報はこちら

目次

TikTokが新卒採用に効果的な3つの理由

TikTokは若年層を中心に爆発的に利用者が増えているSNS。

特に普段TikTokをあまり見ない人からすると、本当に採用に繋がるの?と疑問に感じている方も多いでしょう。

そこでまずTikTokがなぜ、新卒採用に効果的だと言われているのか?について解説していきます。

先に理由をすべて紹介してしまうと以下の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

  • 10代/20代のTikTokの利用率が高いから
  • 20代はTikTokを見て応募する人が増えているから
  • 企業選びには会社の雰囲気を重視する傾向にあるから

理由①:10代/20代のTikTokの利用率が高いため

2017年にサービスを開始したTikTokですが、10代/20代を中心にユーザー数が急増中

実際株式会社ガイアックスの調査では、10代の利用率は66.4%、20代の利用率は47.9%となっています。

若い人の重要な情報収集源となっているため、ちょうど新卒採用の年代の人に効果的にアプローチできるというわけです。

理由②:20代はTikTokを見て応募する人が増えているため

今の新卒の学生は特にTikTokを見て企業に興味を持つケースが増えています。

株式会社suneightの調査では以下のようなデータが発表されています。

  • 23卒学生の81.0%が、「TikTokで企業の動画」を見た経験あり
  • TikTokで企業動画を見たことがある学生の80.2%が、TikTokがきっかけで「企業に興味を持ったことがある」と回答
  • 企業のTikTokを見た学生の66.2%が、TikTokで企業に興味を持ち、「実際にエントリーした」経験あり

TikTokというどちらかというとエンタメのイメージがある媒体ですが、実は新卒の学生は就職活動でTikTokを活用しています。

理由③:企業選びには会社の雰囲気を重視する傾向にあるため

特に近年の学生は企業選びで、会社の雰囲気を最も重視する傾向にあります。

実際株式会社ワンキャリアの調査では、「企業選びで最も重視すること」に関する質問で、「企業内の雰囲気がいい」(15.7%)が最も多いという結果になりました。

ただ、企業内の雰囲気は文章ではどうしても伝わりにくい傾向にあります。

そこで自然と企業内の雰囲気を伝えることができる、TikTokを活用することで新卒採用の効果が出るということです。

TikTokを活用した新卒採用の成功事例3選

TikTokを活用して実際に成功することはあるの?特に社内で共有する際には、成功事例が必ず必要ですよね。

そこで今回は特に新卒採用でTikTokを活用して成功した事例を3つ紹介します。

自社でも取り入れられそうかも含めて、ぜひ参考にしてみてください。

①三和交通が30名の新卒採用に成功し平均年齢は-10歳に

アカウントURL:三和交通株式会社

首都圏のタクシー会社である三和交通は、取締役がTikTokで踊る動画が大バズりし、社内の平均年齢は-10歳になりました。

2019年から動画投稿を開始して、おじさんが踊っている動画が好感触。タクシー業界の古いイメージを払拭し採用を成功させています。

30人以上の新卒が入社する若手が多いタクシー会社に変化しました。

参考記事:取締役がTikTokで大暴れ? 採用活動で始めた動画が国内外で話題

②株式会社ハイフライヤーズが30名の保育士採用を成功

アカウントURL:保育園キートス

千葉県で13の保育園を運営する株式会社ハイフライヤーズは、TikTokライブを活用して採用費を3000万円削減しました。

実際に働いている人の様子や、業務の日常を投稿していますが、メイン施策はTikTokライブでの質問回答会。

働く職員のリアルな姿を見せるために1日1時間のライブ配信を実行。

TikTokをきっかけに入社・入社予定の保育士は30人ほどになりました。

企業のリアルを見せることで、採用に成功する事例になっています。

参考記事:TikTokライブで採用費3,000万円を削減した保育園「コツは友だち目線のコミュニケーション」

③株式会社これからTikTokを効果的に活用し35人の入社

アカウントURL:株式会社これから

お笑い芸人のアンゴラ村長が所属する会社である、ECショップの支援をしている株式会社これからも採用TikTokに力を入れています。

約220名の会社に対して新卒社員が35名と、新卒採用に成功している会社です。

ECショップ支援のように企業向けのサービスを展開しており、一般に露出する機会が少ない企業でもTikTokを活用することで新卒を成功させています。

新卒採用でTikTokを活用するメリット3選

新卒採用でTikTokを活用するメリットはどんなものがあるのか。

メリットを先にすべて紹介してしまうと以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。

  • 知名度の低い企業でも拡散されやすいので認知に繋がる
  • 応募前にアカウントを見る人が多いので応募率向上に繋がる
  • 入社前に伝えられる情報が多いので内定承諾率向上に繋がる

メリット①:知名度の低い企業でも拡散されやすいので認知に繋がる

まず1つ目のメリットは、知名度の低い企業でも拡散されやすいという点です。

TikTok独自の特長なのですが、フォロワーが少なくても動画が見られやすいというシステムがあります。

他のSNSでは成果が出るまでに半年から1年ほどかかることが多いです。

ただ、TikTokに関しては無名な状態でも正しい運用をすれば、3~6か月ほどで効果を感じることが多いです。

知名度の低い企業でも成果を出しやすいのは、TikTokの特長の1つ。

メリット②:応募前にアカウントを見る人が多いので応募率向上に繋がる

2つ目は応募前にアカウントを見る人が多いので、応募率向上に繋がるという点です。

株式会社リソースクリエイションが行った調査では、20代就職・転職活動を進める上でTikTokで検索をする人の割合が52.9%という結果がでました。

ここ10年で求職者の行動はかなり変わっており、TikTokを情報収集源とする若者が増えています。

検索されたときの対策をしっかりと行っておくことで、応募率の向上に繋がります。

メリット③:入社前に伝えられる情報が多いので内定承諾率向上に繋がる

3つ目は入社前に伝えられる情報が多いので、内定承諾率向上に繋がるという点です。

動画は文章の5,000倍の情報を伝えることが出来ると言われており、ショート動画を活用するTikTokも伝えられる情報量が家内多いです。

株式会社ジェイックが行った調査では、「内定を承諾した決め手」の1位は「社風がいいと感じた、社員の雰囲気がいい」(71.8%)だったそうです。

社員の雰囲気/社風を伝えることが出来れば、内定承諾率の向上に繋がります。

TikTokで新卒採用を行う際に注意するべきポイント

TikTokの新卒採用は確かにメリットの多い採用手法ではあります。

ただ正しい運用をしないと、効果が出ないだけでなくマイナスイメージをつけてしまうこともあります。

そこで今回はTikTokで新卒採用を行う際に注意するべきポイントについて解説していきます。

先にすべて紹介すると以下の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

  • 炎上リスクを避けるために確認体制をとる
  • 中途採用担当とも連携して運用する
  • 動画編集はしっかりと行って投稿する

注意点①:炎上リスクを避けるために確認体制をとる

1つ目は、炎上リスクを避けるために確認体制を取るという点です。

毎年採用SNSアカウントで炎上する企業が発生します。

例えば、新卒にダンスを躍らせたり、悪ふざけの動画を投稿したり。

炎上しないために必ず複数人でのチェック体制を整えましょう。

関連記事:企業のTikTok採用アカウントでの炎上事例3選!原因と対策も徹底解説

注意点②:中途採用担当とも連携して運用する

2つ目は、中途採用担当とも連携して運用を行うという点です。

採用TikTokはかなり工数がかかる施策です。大体月8本動画投稿をするのに、月60時間ほどかかります。

そのため新卒採用のためだけに使うのは、費用対効果としてもったいないです。

多くの企業は中途採用アカウント兼新卒採用アカウントとして運用しています。

新卒だけというよりは中途採用も同時にTikTokで行うことをオススメします。

関連記事:TikTokを活用した中途採用戦略を徹底解説!成功事例や注意点も解説

注意点③:動画編集はしっかりと行って投稿する

3つ目の注意点は、動画編集をしっかりと行って投稿をするという点です。

TikTok採用を自社で行ったが、成果が出ないと相談された企業様の8割くらいは編集レベルが低いことが原因でした。

「①フルテロップ/②無駄な間のカット/③画面の切り替え」最低限この3つは押さえて編集を行ってください。

もし社内に動画編集に知見がある人がいないのであれば、動画編集だけ外注してしまうのも1つの手です。

弊社では動画編集のみを外注したいという相談にも乗っております。

ショート動画専門の編集者を抱えておりますので、ぜひ1度無料相談にお越しください。

TikTokで新卒採用を成功させるための鉄板企画

TikTokで新卒採用を成功させるためにはどんな企画をすればいいの?と悩んでいる人もいるでしょう。

踊ったりとか、社長にドッキリを仕掛けたりだとか、ハイテンションな動画をイメージする方もいるかもしれません。

ただ、実際の採用アカウントはそこまで奇抜なことをしなくても大丈夫です。

今回はどの業界/どの職種でも使いやすい鉄板の企画を紹介します。

先にすべて紹介してしまうと以下の4つ。それぞれ詳しく解説していきます。

  • 社員のインタビュー動画
  • 企業の社風がわかる紹介動画
  • 業務内容がわかるスケジュール紹介動画
  • 気軽に質問できるライブ配信

企画①:社員のインタビュー動画

動画URL:入社1年目の社員にインタビュー

アカウントURL:株式会社ダイキチ

まず1つ目は社員インタビュー動画です。社員の人柄を伝えやすく、同時会社の強みも伝えやすい鉄板企画です。

どうして入社したんですか?志望動機はなんですか?入社前とのギャップは?

と社員だけでなく、会社にフォーカスを当てた質問も盛り込むことで、効果的な会社のPRにもなります。

企画②:企業の社風がわかる紹介動画

動画URL:私の会社はちょっと変

アカウントURL:営業の学び場 | SANGO(株)

2つ目は企業の社風がわかる動画です。

社風紹介動画は、たくさんのパターンがありますが、1番よく見る型は「私の会社はちょっと変~」という出だしの動画でしょう。

効果的に社風を伝えやすく、視聴者も興味を持ってみることが出来るので再生数も安定する傾向にあります。

ただ、しっかりと打ち出す社風を決めてから台本を作成しないと、何も伝わらない動画になるので注意が必要です。

企画③:業務内容がわかるスケジュール紹介動画

あわせて読みたい

動画URL:新卒採用担当の1日に密着

アカウントURL:ワールドインテック

3つ目は社員の1日のスケジュール動画です。

採用HPにも載せることが多い社員スケジュールですが、動画にするとさらに雰囲気が伝わります。

新卒採用だと部署ごとに動画を作成するのもオススメ。

企画④:気軽に質問できるライブ配信

4つ目は、TikTokライブ配信。TikTokライブ配信では視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとることが出来ます。

説明会よりもフランクな形で、リアルな雰囲気で質問に回答していくのが特徴。

実際、保育園を運営する株式会社ハイフライヤーズでは、TikTokライブを活用して採用費を3000万円削減しました。

参考記事:TikTokライブで採用費3,000万円を削減した保育園「コツは友だち目線のコミュニケーション」

特に新卒採用の活発化する時期に、集中的にTikTokライブを活用してみるのがオススメです。

採用特化のTikTok運用代行なら株式会社kanaLにご相談ください

  • 自社だったらどういった運用が出来るの?
  • 最近始めてみたんだけどあんまりうまくいっていない
  • そもそも自社はTikTok採用をやるべきなの?
  • 他の会社に依頼しているけどセカンドオピニオンをしてほしい

TikTok採用についての悩み/課題があるのであれば、まずは弊社にご相談下さい。1時間ほど無料相談が可能です。

弊社オリジナルの1万以上の採用TikTok動画のデータベースをもとに、貴社の悩みや課題を解決させていただきます。

無料相談の予約をしてくださった方には、以下の3つの特典を差し上げます。

  • 採用SNSオススメの企画50選
  • 採用TikTok運用開始前の初期設計シート
  • 貴社にオススメのSNS企画

ぜひ1度弊社にご相談ください。

まとめ

特に10代~20代にアプローチしやすいTikTokは、新卒採用の手法の1つとして有効活用されています。

ただ、運用工数がかかったり、正しい運用をしなければなかなか採用に至らないという欠点もあります。

もちろん、試行錯誤しながら進めていくことも可能ですが、まずは1度弊社に相談をして方針を固めてから運用をしてみるのもオススメです。

ぜひお気軽にご相談ください。

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