- TikTokで求人広告が出せるって聞いたんだけど本当?
- TikTokの求人広告を検討中だけど特徴を知りたい
- TikTokの求人広告の出し方を知りたい
若手採用に効果があると言われるTikTokの求人広告。特に未経験の20代の採用に相性がかなりいいです。
ただ、TikTok広告はかなり新しい仕組みであり、情報もあまり出回っていない傾向にあります。
そこでこの記事では、採用に特化したSNS運用代行を行っている私が、TikTokの求人広告について詳しく解説していきます。
メリット・デメリットはもちろん、TikTok求人広告の出し方や費用の相場についても解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
ワカッテ採用では、中小企業の採用に特化したSNS運用代行を行っています。「自社運用が難しい」「ノウハウがある人間がいない」企業さまを、一気通貫で支援します。ぜひ一度ご相談ください。
関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
この記事を書いた人
玉垣 侑也
株式会社kanaL 代表取締役
楽天グループ株式会社を退職後、採用特化のSNS運用代行会社である株式会社kanaLを設立。中小企業の採用SNSの支援を行っている。
玉垣侑也の詳細情報はこちら
関連記事:採用SNS広告とは?主な種類とメリット・デメリットについて解説
目次
TikTokの求人広告とは?他の採用手法との違いを解説
そもそもTikTokの求人広告とは、TikTok広告の仕組みを利用した求人活動のことです。TikTokに特別な求人機能があるわけではありません。
TikTok広告の仕組み自体がリリースされたのが、2020年ということもありかなり新しい仕組みです。
そこで今回は、そもそもTikTokと他のSNSとの違いと、他の求人媒体との違い、TikTok求人広告と採用TikTok運用との違いについて解説していきます。
①そもそもTikTokとは?ほかのSNSとの違いを解説
TikTokは国内月間アクティブユーザー数が3,300万人と言われており、10代~20代を中心として人気のSNSです。
総務省の調査によるとTikTokの利用率は10代で70.0%、20代で52.1%、30代で32.0%、40代で26.8%、50代で25.4%、60代でも13.0%と、意外と30代~40代でも利用されるSNSです。
TikTokの特長
- 若手の利用者数が多いので若手採用に効果的
- ショート動画と呼ばれる縦型の動画投稿がメイン
- オススメ機能が強くフォロワー外の人の動画を見る文化がある
他のSNSと比べても、知らない人のショート動画を視聴する文化があるので、若い人に対しても広告が見られやすいのが特徴。
②実際のTikTok求人広告の例
実際の弊社作成のTikTokの求人広告の例です。
TikTok広告は聴覚にも働きかけられるほか、伝えられる情報量が多いです。
実際、動画は文字の5,000倍の情報量を伝えられるとも言われ、伝わる情報がかなり多いです。(参考:小西印刷所)
社長の雰囲気や、職場の雰囲気が視覚的に伝えやすいのが、TikTok求人広告の特長です。
③他の求人媒体(doda/リクルートなど)との違い
次に他の求人媒体(doda/リクルートなど)との違いは何なのか?について解説していきます。まずは表でまとめました。
スクロールできます
| TikTok求人広告 | 求人媒体(dodaなど) |
---|
段階 | 潜在層 (積極的に転職活動していない) | 顕在層 (自分で求人検索している) |
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費用感 | 安い(1日300円~) | 高い(月20万円~) |
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ターゲティング(表示先) | 自分で設定可能 | 求職者が検索 |
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求職者の比較先 | 少ない | 多い(20社応募程度) |
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最も大きな違いは、TikTok求人広告は転職潜在層にアプローチできて、求人媒体(dodaなど)は転職顕在層にアプローチできること。
- 転職潜在層:良い企業があったら転職してもいいかもと思っている
現職への課題感や将来の不安を意識しつつ、まだ具体行動には踏み出していない層
- 転職顕在(けんざい)層:今すぐ絶対に転職したいと考えて探している
転職する意思が明確で、求人検索・応募・面接準備など具体的な活動を進めている層
TikTok広告は転職潜在層にアプローチできるので、以下のようなメリットがあります。
TikTok求人広告で潜在層にアプローチできるメリット
- 早い段階でのアプローチで採用に対する競合優位を獲得できる
- 届く層がかなり広いので、求人媒体では届かなかった人材に届く
- 不人気業界でも興味を持ってくれる余地がある層に届く
TikTok求人広告は「広く浅く」届く採用手法で、求人媒体は「狭く深く」届く採用手法です。
④TikTok求人広告と採用TikTok運用の違い
採用SNS運用代行会社の資料請求をすると、TikTok求人広告を使って採用しましょう!という企業と、採用TikTok運用で定期的に投稿して採用しましょう!という企業があります。
TikTok求人広告と、採用TikTok運用は何が違うのか?という点について解説していきます。
結論から言うと、TikTok求人広告は短期で欠員補充をするための採用手法で、採用TikTok運用は長期目線で人員増員をするための採用手法です。
TikTok求人広告:TikTok広告を使ってお金を払って拡散させる仕組み。
採用TikTok運用:定期的に投稿の更新をしてフォロワーを獲得しながら運用していく仕組み。
| TikTok求人広告 | 採用TikTok運用 |
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目的 | 短期での欠員補充 | 長期的な人員拡大 |
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成果までの期間 | 短い(広告費によっては即日) | 長い(基本3か月~6か月) |
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費用 | 高い | 安い(自社運用なら無料) |
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かかる手間 | 少ない | 多い |
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メリット | ・短期で採用出来る ・手間がかからない | ・長期的に続けて採用出来る ・フォロワーとして資産になる ・長期目線で見ると安くなる ・熱量の高い求職者が増える |
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デメリット | ・お金がかかり続ける ・広告費として毎月消費される | ・手間がかかる ・効果が出るまでに時間がかかる |
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短期的に欠員補充を1~2名したい場合は、TikTok求人広告がオススメ。長期的に採用活動費用を少なくして定期的な人員増員をしたい場合は、採用TikTok運用がオススメ。
ワカッテ採用では、基本的には採用SNS運用を行いながらも、同時並行でSNS広告を出稿するという新しいタイプの採用SNS運用代行を行っています。まずは1度資料請求でご確認ください。
関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
TikTok求人広告のメリット
次にTikTokの求人広告のメリットについて解説していきます。
他の採用手法と何が違うのか、どういったメリットがあるのか。
先にすべて上げてしまうと以下の通り。それぞれ詳しく解説していきます。
- 強制的に露出されるため採用認知度を上げることが出来る
- 転職潜在層に広くアプローチ出来ること
- ショート動画で定性的な情報まで伝えることが出来ること
- ターゲティングの精度が高く欲しい人材に届きやすい
- 予算に応じて広告費を調節しやすい
メリット①:強制的に露出されるため採用認知度を上げることが出来ること
まず1つ目は、TikTok求人広告は強制的に露出されるため採用認知度を上げることが出来ることです。
というのも、dodaやリクルートなどの求人媒体は、求職者が検索して閲覧されるのを待つ採用手法です。
そのため、dodaやリクルートでは、そもそも知名度がない企業や不人気企業は採用しづらいという特性がありました。
ただ、TikTokの求人広告は強制的に露出される仕組みのため、知名度がない企業や不人気業界でも採用認知度を上げることが出来ます。
そのため、地方の中小企業や、企業向けサービスを展開するB2B企業、他には若手からの人気がない業界でも採用ページを見てもらえるのが特徴です。
メリット②:転職潜在層に広くアプローチ出来ること
次に2つ目のTikTok求人広告のメリットは、転職潜在層に広くアプローチが出来ることです。
- 転職潜在層:良い企業があったら転職してもいいかもと思っている
現職への課題感や将来の不安を意識しつつ、まだ具体行動には踏み出していない層
- 転職顕在(けんざい)層:今すぐ絶対に転職したいと考えて探している
転職する意思が明確で、求人検索・応募・面接準備など具体的な活動を進めている層
dodaやリクルートは、今すぐ転職したい層にアプローチする採用手法です。
なのでdodaやリクルートなどの求人媒体では、20社とりあえず応募するといったことも少なくありません。
それと比較してTikTok求人広告は、良い企業があったら転職したいなぁと考えている潜在層の求職者になります。
TikTok求人広告では必然的に採用の競合が少なくなり、採用に対する競合優位を獲得できます。
メリット③:ショート動画で定性的な情報まで伝えることが出来ること
3つ目のTikTok求人広告のメリットは、ショート動画で定性的な情報まで伝えることが出来ることです。
動画は文字の5,000倍の情報量を伝えられるとも言われ、伝わる情報がかなり多いです。(参考:小西印刷所)
例えば、「職場の人間関係がすごくいいです!」と文章で書いてあっても、求職者は信じません。
ただ、TikTok求人広告で、和気あいあいと話している様子を動画で発信すると、本当に人間関係が良いんだと分かってもらえます。
そういった求人媒体だけでは伝えきれなかった、定性的な情報を伝えることが出来るのがメリットです。
メリット④:ターゲティングの精度が高く欲しい人材に届きやすい
4つ目のTikTok求人広告のメリットは、ターゲティングの精度が高く欲しい人材に届きやすいという点です。
dodaやリクルートといった求人媒体は、「待ちの採用」なので検索してきた人が応募します。そのため、採用出来ない高齢の方などの応募が増えてしまいます。
その一方、TikTok求人広告は、住んでいる地域や年齢・性別などを指定してこちらから露出させる「攻めの採用」です。
TikTok広告でよく利用するターゲティング項目(タップで開く)
居住地:市区町村単位
年齢・性別:13〜17歳/18〜24歳/25〜34歳/35〜44歳/45〜54歳/55歳以上
しかも、TikTokは他のSNSと比較しても、オススメ機能(レコメンド機能)の精度がかなり高いです。自社に興味を持ってくれる人を、自動的に探し出してアプローチしてくれます。
TikTok求人広告は求人媒体と違い、「攻めの採用」で欲しい人材にアプローチできます。
メリット⑤:予算に応じて広告費を調節しやすい
5つ目のTikTok求人広告のメリットは、予算に応じて広告費を調節しやすいという点です。
TikTok求人広告は出稿方法にもよりますが、最小1日300円から出稿可能です。
採用がうまく行き始めたら、予算を減らしていくということも柔軟に可能。
自社の採用状況や予算に応じて、広告費を調節しやすいことも特徴の1つです。
TikTok求人広告試してみたいけど自社に詳しい人がいない
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関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
TikTok求人広告のデメリット
TikTok求人広告の良いところばかり紹介されても信用できない。という人も多いと思います。
そこで今回はTikTok求人広告のデメリットについても、包み隠さずに紹介していきます。
先にすべて上げてしまうと以下の通り。それぞれ詳しく解説していきます。
- 始める前に成果の予測を立てづらい
- 経験年数多めのハイクラス層は採用しづらい
- 運用担当者が付かないので運用が難しい
- 動画制作の難易度が高く工数が多い
デメリット①:始める前に成果の予測を立てづらい
まずTikTok求人広告の大きなデメリットは、始める前に成果の予測を立てづらいという点です。
dodaやリクルートなどの求人媒体では、今すぐ転職したい層にアプローチするのである程度応募数の予測が付きます。
ただ、TikTokの求人広告では、将来的に転職したい層にアプローチをするので、応募までに時間がかかったり、そもそも会社の特性によって大きく成果が変わったりします。
- 転職潜在層:良い企業があったら転職してもいいかもと思っている
現職への課題感や将来の不安を意識しつつ、まだ具体行動には踏み出していない層
- 転職顕在(けんざい)層:今すぐ絶対に転職したいと考えて探している
転職する意思が明確で、求人検索・応募・面接準備など具体的な活動を進めている層
つまりTikTok求人広告では、転職潜在層向けに定性的な魅力を発信するため始める前に成果の予測が立てづらいことがデメリットです。
デメリット②:経験年数多めのハイクラス層は採用しづらい
次にTikTok求人広告、2つ目のデメリットは、経験年数多めのハイクラス層を採用しづらいということです。
TikTok求人広告は、数十秒の動画で広く浅くアプローチする採用手法。
そのため対象が広い、未経験の若手採用などでは効果を発揮しやすい傾向にあります。
ただ、一方で、経験年数5年以上、管理職経験ありなど、対象が狭い求人とは相性が悪いです。
ハイクラス層の採用は、狭く深くアプローチできる、例えばスカウトメールのような採用手法があっています。
デメリット③:運用担当者が付かないので運用が難しい
3つ目のTikTok求人広告のデメリットは、運用担当者が付かないので運用が難しいということです。
dodaやリクルートなどの求人媒体では、担当者が1人ついて数値分析や報告などもしてくれました。
ただ、TikTok求人広告では担当者が付きません。自社の採用担当者が運用することになります。
もちろん専任の採用担当者がいれば自社運用は可能ですが、他の業務と兼務しているという担当者であれば自社運用はかなり難しいでしょう。
特に採用マーケティングの経験がない担当者であれば、TikTok求人広告の運用難易度の高さはデメリットになってきます。
デメリット④:動画制作の難易度が高く工数が多い
TikTok求人広告の4つ目のデメリットは、動画制作の難易度が高く工数が多いという点です。
TikTok求人広告の素材は60秒程度の短い縦型ショート動画になります。
企画・台本作成・撮影・編集を高いレベルでこなさなくてはならず、そもそもの広告素材の作成ハードルがかなり高いです。
TikTok求人広告のデメリットは、自社運用の難しさにあります。
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関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
求人に使えるTikTok広告の種類を解説
TikTokには5種類の広告があります。ややこしいと思うかもしれませんが、求人広告で使うTikTok広告は「TikTok運用型広告」のみです。
ここではTikTok運用型広告とは何なのか?気になる方向けにそのほかのTikTok広告の種類について解説していきます。
①【基本はこれ】TikTok運用型広告
先ほども述べましたが、TikTokの求人広告では「TikTok運用型広告」を使うことになります。
TikTok運用型広告とは、TikTok上で広告主が自らアカウントを作成し、ターゲット設定、広告作成、配信設定、効果測定などを一連の流れで行う広告のこと。
予算や配信期間、クリエイティブなどを柔軟に調整できるのが特徴です。
出稿方法にもよりますが、1日300円から出稿可能なので少額からテストを行うことが出来ます。
②【参考】その他のTikTok広告の種類
求人に使わないTikTok広告についても気になる方向けに、残りのTikTok広告の種類を紹介します。
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名前 | 費用 | 特長 |
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起動画面広告 | 500万円~ | TikTokを起動したときに強制的に見られる |
インフィード広告 | 42万円~ | 視聴ページの「おすすめ欄」に強制表示 |
ハッシュタグ チャレンジ広告 | 1,500万円~ | 特定のハッシュタグに沿う形で ユーザーが動画を投稿 |
ブランドエフェクト | 380万円~ | 3DやARなどの高度な 画像認証技術を用いた広告 |
ターゲティング設定もできないので、化粧品やゲームといった対象範囲がかなり広い一般消費者向けの広告になります。
TikTok求人広告の費用相場
TikTokの求人広告ってどのくらいの費用がかかるの?と気になっている方も多いと思います。
ただ、TikTokの求人広告は、オークション型の広告です。doda等の求人媒体とは異なった料金体系。
ある程度目安の値はありますが、基本的に広告費用は変動するものだと思っておいてください。
TikTok求人広告の費用相場は以下の3つの数字で表されます。
CPC:広告クリックごとの費用 | 30円~100円/1クリック |
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CPM:1000回表示ごとの費用 | 100~1000円/1000回表示 |
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CPF:フォロワー獲得ごとの費用 | 50~300円/1フォロワー |
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①CPC:広告クリックごとの費用単価目安
まず1つ目のCPC(Cost Per Click)では、広告がクリックされるのにかかる費用になります。
大体、1クリックの単価は30〜100円になることが多いです。
TikTok広告からの採用HPの閲覧数といってもいいですね。
①CPM:1,000回表示ごとの費用単価目安
次に2つ目のCPM(Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとの費用相場です。
大体1000回表示で、100円~1000円の費用が掛かります。
知名度アップの際はこの費用単価を目安として運用を行いましょう。
③CPF:フォロワー1人獲得ごとの費用単価目安
3つ目のCPF(Cost Per Follower)は、1フォロワー獲得ごとの費用単価目安です。
大体、1フォロワーの単価は50円~300円になることが多いです。
採用系の投稿はフォロワーになってもらいにくいので、他のジャンルのCPFよりも高くなる傾向にあります。
【参考】TikTok求人広告では目的ごとにAIが自動で数値調整する
クリックされた数(CPC)か、見られた数(CPM)か、フォローされた数(CPF)、TikTok広告ではどれを重視するのか目的に応じてAIで最適化することが出来ます。
TikTok広告の作成画面で目的を選ぶ項目があり、現在以下の7つの項目があります。
基本的に採用目的のTikTok広告で利用するのは、赤で囲ったトラフィック/動画視聴数/コミュニティインタラクションの3つ。
- トラフィック:webサイト閲覧の数を増やす目的(CPCの最適化)
- 動画視聴数:採用認知度を高めるための目的(CPMの最適化)
- コミュニティインタラクション:フォロワー数を増やすための目的(CPFの最適化)
弊社が運用する際は、予算と状況にも合わせて運用するのですが、基本的にはまずは認知を高めてから採用に繋げるという考えた方です。
そのため、動画視聴数・コミュニティインタラクションの目的で出稿を行い、その後でトラフィックの広告運用を行います。
関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
TikTok求人広告の予算の目安を紹介
結局どれくらいの予算を確保しておけばいいの?と気になる方も多いと思います。
結論から言うと、認知目的の場合は月3万円~/応募促進目的の場合は月20万円~が一般的な目安になります。
応募やクリックなど効果、ターゲティングの精度を学習してもらって最適化するためには、ある程度費用をかけなければなりません。
ここではTikTok求人広告の予算の目安の考え方を紹介します。
考え方①:想定の応募単価から逆算して予算を組む
まず1つ目の考え方は、想定の応募単価から逆算して予算を組むことです。
今現在、求人媒体で1応募いくらかかっているのかを目安にするといいですね。
「応募単価×欲しい応募人数」をもとに予算を組んでいくといいでしょう。
考え方②:獲得効率をテストしながら予算を調整する
次に2つ目の考え方は、獲得効率をテストしながら予算を調整するということです。
デメリットにも上げた通り、TikTok求人広告はかなり成果の読みづらい採用手法になります。
まずはテストで月10~20万円ほど3か月間を目安に出稿をして、獲得効率を見ながら予算組をしていくのがオススメ。
考え方③:あまりにも少額にしないように注意が必要
最後に注意点ではありますが、あまりにも少額にしないように注意が必要です。
1日300円から出稿が可能ですが、それでは基本的にほぼ応募は来ないものだと考えていてください。
認知目的であれば月3万円~/応募目的であればテストでも月10万円ほどは予算組するのがオススメです。
TikTok求人広告を出す前に必要な準備
次にTikTok求人広告を出す前に必要な準備を紹介していきます。
TikTokの求人広告を出すのに必要な準備は以下の4つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 採用ショート動画を用意する
- TikTokアカウントを開設する
- 【任意】TikTok広告アカウントを開設する
- 【任意】採用LP(ランディングページ)を作成する
準備①:採用ショート動画を用意する
まず1つ目は採用ショート動画を用意するということです。
採用ショート動画は、1080×1920pxのサイズの縦長の60秒程度の動画。
広告出稿には必ず必要になるので、台本・撮影・編集を行い用意しておいてください。
どの動画が反応が良いかをテストするために4本ほど用意しておくのがオススメです。
関連:採用ショート動画とは?投稿例から作り方まで徹底解説
準備②:TikTokアカウントを開設する
2つ目はTikTokアカウントを開設するということです。
2025年4月からTikTok広告を出稿するのにはTikTokアカウントが必須になりました。
TikTokのアカウント作成は時間がかからないので、すぐにできると思います。
参考:TikTokアカウントの作り方は?複数アカウントやトラブル対処法も
準備③:【任意】TikTok広告アカウントを開設する
任意ではありますが、TikTok広告マネージャーから出稿する場合は、TikTokAdManegerを開設しましょう。
TikTok広告アカウントの開設方法(タップで開く)
- 「TikTokで広告を始めましょう」の登録ページを開きます。
- メールアドレスまたは電話番号を入力してパスワードを設定します。これらの情報はTikTok広告マネージャーアカウントへのログイン認証に使用されます。
- 「TikTok利用規約」に同意し、「登録」をクリックします。作成時に使用したメールアドレスまたは電話番号に認証コードが送信されます。
- 広告主アカウントを作成します。
- 規約に同意し、「登録」をクリックします。
- 請求情報および支払い情報を入力します。
- 支払い方法を選択します。お客様の所在地で利用可能な支払い方法をご確認ください。
- 完了したら、「広告マネージャーを開く」をクリックします。
参考:TikTok広告マネージャーアカウントの設定方法
このTikTok広告アカウントは無くても、TikTokから広告は出せます。本格的に運用を行いたい場合は事前に作っておくのがオススメです。
準備④:【任意】採用LP(ランディングページ)を作成する
4つ目は、任意にはなりますが採用LPも用意しておくのがベストです。
採用LP(ランディングページ)とは、求職者の応募を促進するために作られた、1枚のWebページのこと
採用LPの例:株式会社ファイブグループ
HPとは違い、1枚で情報が全て乗っている縦長のページで、広告でぱっと見るのに優れています。
ただ、一般的に採用LPは10万円から60万円程度必要であるため、テスト段階では採用HPを活用してみてもいいでしょう。
ワカッテ採用では中小企業の採用に特化したSNS運用代行事業を行っております。まずは1度資料請求でご確認ください。
関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
TikTok求人広告の出し方を2つのパターンで解説
TikTokの求人広告ってどう出すの?という点について解説していきます。TikTokの求人広告には2つの出し方があります。
TikTokアカウントから求人広告を出す方法と、TikTok広告アカウントから求人広告を出す方法です。それぞれ詳しく紹介していきます。
①【簡単】TikTokアカウントから求人広告を出す
まず1つ目はTikTokアカウントから求人広告を出す方法です。アプリ内で完結します。
簡単に出稿できますが、本格的な運用には向いていません。
「プロモート機能」と呼ばれますが、手順としては以下の通りです。
クリエイターツールから:
1. TikTokアプリの画面下部で「プロフィール」をタップします。
2. 画面上部のメニュー☰ボタンをタップします。
3. 「クリエイターツール」をタップして、「プロモート」をタップします。
プロモートしたいTikTok動画から:
1.プロモートしたい動画を開いて、その他のボタンをタップします。
2. 「プロモート」をタップします。
ビジネスアカウントでビジネススイートから:
1.プロフィールから、画面上部のメニュー☰ボタンをタップします。
2. 「ビジネススイート」をタップします。
3. 「プロモート」をタップします。
参考:プロモートを使ってより多くのオーディエンスにリーチしよう
まず少額でどんなものかテストしてみたいという際は、TikTokアプリからプロモート機能を使うのがオススメ。
②TikTok広告アカウントから求人広告を出す
次に2つ目の方法はTikTok広告アカウントから求人広告を出す方法です。
TikTok広告マネージャー:https://ads.tiktok.com/business/ja
具体的な手順は以下の通りです。
STEP
まずは広告の作成をクリック
TikTok広告マネージャーにログインし左上の「広告」と「作成」をクリック。
STEP
目的を選ぶ
次に広告の目的を作成します。
- トラフィック:webサイト閲覧の数を増やす目的(CPCの最適化)
- 動画視聴数:採用認知度を高めるための目的(CPMの最適化)
- コミュニティインタラクション:フォロワー数を増やすための目的(CPFの最適化)
STEP
ターゲティング設定を行う
デモグラフィック情報(地域/年齢)・興味関心などを選択します。
色々な設定項目がありますが、TikTokの推奨は出来るだけ広いターゲティングをしてAIに学習させること。
基本的に初めはデモグラフィック情報のみの設定でOKです。
STEP
広告期間・予算の設定
広告に出稿する期間と予算を設定できます。
STEP
広告素材の入稿
ここで広告素材(ショート動画)の入稿、もしくはTikTok上の動画を選択します。
STEP
審査が始まり通過すれば配信
以上完了すれば、審査が行われて問題がなければ配信が開始されます。
TikTok広告の審査時間は、通常24時間以内と言われていますが、基本的には3時間程度で完了します。
TikTok広告アカウントからの出稿は少し手間ですが、TikTokのAIがより精度の高い運用をしてくれるため広告アカウントから出稿することをオススメします。
TikTok求人広告を成功させるための方法
TikTokの求人広告は、とりあえず動画を撮影して上げれば成果が出るというものではありません。
しっかりと基本を押さえて出稿しないといけません。
そこで今回は、TikTokの求人広告を成功させるための6つのコツについて解説していきます。
先にすべて上げてしまうと以下の通り、それぞれ詳しく解説していきます。
- 広告感を強く打ち出しすぎないこと
- 採用ショート動画編集のコツを抑えておくこと
- 誰に何を伝えたいのかを明確にすること
- 定期的に広告素材を更新すること
- 他社の広告を参考にする
- 広告だけではなく採用TikTok運用も同時に行うこと
コツ①:広告感を強く打ち出しすぎないこと
まず1つ目は広告感を強く打ち出しすぎないことです。
TikTok広告は、普段の投稿に紛れさせて広告を表示します。
そのためTikTokっぽさのある広告を作る必要があります。
YouTubeによくあるCMのような広告ではなく、ちょうどいい素人感のある投稿の方が好まれる傾向にあります。
コツ②:採用ショート動画編集のコツを抑えておくこと
2つ目は採用ショート動画編集のコツを抑えておくことです。
採用ショート動画の編集にはある程度コツがあります。
具体的には以下の5つ。
- ①初めの3秒のインパクトを重視する
- ②間をカットするジェットカットを意識する
- ③ズームやアニメーションを使って飽きさせない動画にする
- ④基本はフルテロップで音声無しでも内容が分かるようにする
- ⑤伝えたいイメージに合わせて編集を変える
YouTubeの長尺動画やCMなどとは違ったノウハウになるので、必ず押さえておいてください。
より詳しい情報:採用SNSショート動画編集のコツを解説!アプリについてもオススメ紹介
コツ③:誰に何を伝えたいのかを明確にすること
次にTikTok求人広告3つ目のコツは、誰に何を伝えたいのかを明確にすることです。
採用ターゲットの理解と、自社の強み理解が重要になります。
採用ターゲットのユーザーと自社の強みを明確にすれば、その対象者に合った訴求を検討することが出来ます。
ターゲットだけではなくペルソナ作成まで行うのがオススメです。
採用ペルソナとは、企業が採用活動を行う際に、「最も採用したい理想の人物像」を具体的に設定したもの。
コツ④:定期的に広告素材を更新すること
4つ目のコツは、定期的に広告素材を更新することです。
TikTokの求人広告では、初めに4投稿ほどを用意してから広告を回すのがオススメ。
ただ、その4投稿で広告を出し続けると、広告に飽きられてしまい広告の効果は落ちてきます。
どの頻度で広告素材を更新すればいいのかは、予算や数値の落ち方によっても変わってきますが、月1回以上は広告素材を更新すると思っておくといいでしょう。
コツ⑤:他社の広告を参考にする
5つ目のコツは、他社のTikTok求人広告を参考にするということです。
TikTokクリエイティブセンターにアクセスすると他社の広告が見れる機能が付いています。
いいね数や反応率まで見ることが出来るので、他社でいい成果が出ているものを探し取り入れてみるのをオススメします。
参考:TikTokクリエイティブセンター
コツ⑥:広告だけではなく採用TikTok運用も同時に行うこと
6つ目のコツは広告だけではなく、採用TikTokの運用も同時に行うことです。
ショート動画1本だけで伝えられる情報量には限りがあります。
この会社良いなと思ってもらえるように、広告だけでなく採用TikTok運用も行うことをオススメしています。
ワカッテ採用では、採用TikTok運用とTikTok求人広告を組み合わせた採用に特化したSNS運用支援を行っています。
ぜひ一度資料請求を行って、弊社にご相談ください。
関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
TikTok求人広告を外注する際の費用感
TikTok求人広告は、広告運用だけでなく、動画制作まで必要で、自社運用がかなり難しい採用手法になります。
そこで今回はTikTokの求人広告を外注する際の費用感について解説していきます。
多くの場合かかってくる料金が以下の4つ。それぞれ詳しく解説していきます。
- 初期費用:3~10万円
- 動画制作:1本3~10万円
- TikTok広告運用代行費用:広告費の20~30%
- 採用ランディングページ制作費用:10~60万円
①初期費用:3~20万円
まず1つ目にかかってくる費用は、初期費用の3~20万円になります。
かなり幅があるのは、会社によって初期費用で何をしてくれるのかは変わってくるため。
弊社の場合は以下のようなことを行います。
- TikTokアカウント・Tiktok広告アカウント開設
- 採用担当者へのヒアリングから採用ペルソナ作成
- 社員インタビューから貴社の強み理解
- 訴求軸と運用方針の決定
TikTok求人広告は、広告出稿前の段階の準備がかなり重要です。どこまで初期段階で丁寧にやってくれるかでも外注先を選ぶのがおすすめです。
②ショート動画制作:1本3~10万円
次に2つ目は、TikTokの広告素材となるショート動画制作です。
企画・台本・撮影・編集込みで、1本3万円~10万円ほどの料金がかかります。
大体初めは4本ほどの動画制作を行いますので、12万円~40万円くらいの料金がかかってきます。
関連記事:採用ショート動画とは?投稿例から作り方まで徹底解説
③TikTok広告運用代行費用:広告費の20~30%
3つ目はTikTok広告の運用代行費用になります。広告費の20~30%が相場です。
つまり、広告費100万円の場合は20万円の運用代行手数料を支払うことになります。
最低出稿金額が決まっている企業もあるので、依頼段階で確認しておきましょう。
④採用ランディングページ制作費用:10~60万円
4つ目は採用ランディングページの作成です。
採用LP(ランディングページ)とは、求職者の応募を促進するために作られた、1枚のWebページのこと
採用LPの例:株式会社ファイブグループ
HPとは違い、1枚で情報が全て乗っている縦長のページで、広告でぱっと見るのに優れています。
採用ランディングページも、会社によってかなり差はありますが、どのくらいヒアリングかや、作成後の改善まで入っているのか等サポートに差があります。
10万円付近の料金帯では、文言などは自社で決めなければいけないことが多いことは注意しましょう。
中小企業の採用特化のSNS運用代行ならワカッテ採用
- 自社だったらどういった運用が出来るの?
- 最近始めてみたんだけどあんまりうまくいっていない
- そもそも自社はSNS採用をやるべきなの?
- 他の会社に依頼しているけどセカンドオピニオンをしてほしい
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関連記事:ワカッテ採用とは?中小企業の採用に特化したSNS運用代行について解説
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まとめ
TikTokの求人広告は、特に求人媒体に出しても若手採用が出来ないという企業にオススメの採用手法になります。
ただ、TikTok求人広告は、広告運用だけでなく、動画制作まで行わないといけないということで、自社運用の難易度はかなり高い傾向にあります。
まずは弊社のような代行業者に外注を依頼することをオススメします。
弊社ワカッテ採用では、中小企業の採用に特化したSNS運用代行事業を行っております。ぜひ一度ご相談いただけますと幸いです。